こんばんは。管理人のゆう民です。今回は、高給取り会社員の「タムパ」(タイムパフォーマンス)についてのお話です。タムパは言葉通り、かけた時間に対するパフォーマンスのことを指します。年収1000万円以上のサラリーマンは「高給取り」「エリート」などと言われることもありますが、本当でしょうか?実態は、労働時間と比べて実入りが良いというわけではないように思います。

 やたら労働時間や拘束時間が長い仕事は、健康を害するリスクもあり、持続可能性にも疑問があります。仮にいくらお金が貯まったところで、使う前に過労で体を壊したり、死んでしまったりしては本末転倒です。やはり、高給取りだから良い、などというのは幻想のような気がします。

「高給取り」でもタムパは悪すぎ、まるで「野麦峠」

 若いころからの高給取りといえば、大手外資系金融や外資系コンサルティング、大手商社、大手メディアなどが一般にあげられます。大手メディアに所属していた僕の場合は、新人~3年目くらいで700万~800万円くらい。20代後半に年収1000万円に達しました。ある程度ベテランになってからは1500万~1800万円くらいでした。

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 しかし、記者は労働時間や拘束時間もめちゃくちゃに長く、特に新人時代は1日18時間を超えていました。週末の休みも1日しかありませんでした。まるで「ああ野麦峠」の映画みたいですね。家には寝に帰るという感じでした(ベテランになるごとに少しずつ労働時間も減っていきましたが、責任とプレッシャーは重くなっていきました)。

 新人時代の時給を計算すると、1500円くらいでした。学生時代の塾のアルバイトの時給が3200円でしたから、半分未満ということになります。1日8時間労働(土日休)の会社員で年収500万円であれば、時給は2500円くらいですから、圧倒的に負けていました。これは年収1000万円になっても解消されず、時給ベースでは2400円くらいだったと思います。(海外駐在時やベテラン時などは学生バイトの時給を上回りましたが)僕が中心的な部署(労働時間が長い)に長くいたせいでもありますが、時給換算すると、本当にタムパの悪い仕事でした。

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「あんた誰?」と言われショック、忙しさで20キロ体重増も

 労働時間の過度の長さは、健康にも大きなリスクをもたらします。僕自身、あまりに忙しい時期に体重が入社時から20キロ近く増えたことがあります。運動する時間もなく、睡眠時間も少なく、家にいるときには疲れ切って寝るだけの生活でしたから、当然のような気がします。幸い、成人病にはなりませんでしたが、痩せすぎに近い体形だった新人時代の僕を知っている人に会った際に「誰?」と言われて、大きなショックを受けました。これを機にダイエットして標準体型に戻しました。

 僕が経験したリスクは、外資系金融やコンサル、大手商社や大手広告代理店などでも似たようなところがあるのではないでしょうか。働き方改革で改善されつつあるとはいえ、タムパの悪い「高給取りのエリート社員」など見せかけで、偽物だと思います。こうした仕事をしてやりがいを感じられるのであれば、良いと思うのですが、お金のためにやるのであれば、絶対におすすめしません。もっと幸せな道があるように思います。個人的には記者という仕事にやりがいを感じてはいましたが、今はセミリタイア・プチ起業でより楽しく仕事をすることができるようになり、本当に良かったと思います。

参考記事:セミリタイアしたらメリットの方がずっと多いと感じました – セミリタイア起業日誌 (semiretirekigyo.com)