おはようございます。管理人のゆう民です。今回は「小金をケチって損する人、大物値切って得する人」というお話です。節約するために、自宅から遠いスーパーまで行って数十円の安物買いをされる方は少なくありません。節約しようという意識は素晴らしいと思いますが、やり方を間違うと、かえって損をする場合があります。

遠いスーパーでチラシに特売品がのっていて、それを買いにいったとします。しかし、数十円あるいは数百円安く買い物をするために、かけた時間のコストを考えたことがあるでしょうか。「この時間を活用していれば、どのくらいのお金を稼げたか」ということです。遠いスーパーと自宅を往復するために2時間くらいかかったとします。この時間、ちょっとだけ働いていたらどうなるでしょう。ちなみに、東京都の最低賃金は時給1041円です。2時間を活用すれば2000円以上の収入がある計算です。

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また、少し安い買い物をしたけれど、実際には電車代などの交通費がかかったために、近所のスーパーに行ったのとほとんど合計金額は変わらなかったという場合もあるでしょう。自家用車で行った場合はガソリン代もかかります。これでは時間をただ無駄に使ったということになりかねません。(もちろん、安いスーパーを見つけて買い物をするのが趣味という方は、費用対効果にかかわらず、いかれたらよいと思います)(今回のテーマは遠いスーパーまで行くということで、安いスーパーが近くにあるのであればそちらに行かれるのはもちろん効率的です)

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一方、高額のモノを購入する際はどうでしょう。例えば不動産や耐久消費財などですね。安いもの、例えば500円のものを100円値切るのは大変です。2割引きですから、売り手は断るでしょう。しかし、高いモノ、例えば500万円のモノを10万円値切るのは意外と簡単です。割引率はわずか2%です。売り手側からすれば、490万円でも十分利益が出るから、売れた方が良いわけです。消費者からみれば交渉しないよりも10万円儲かったことになります。

不動産など、もっと高額商品で、例えば5000万円するものを10万円値切るのはより簡単だと思います。もしかすると100万円以上、値切ることすらできるかもしれません。高額品はその分、売り手の利益が大きく上乗せされている可能性が高いからです。

つまり、モノを安く買いたいのであれば、高額品を値切った方が効率的だということです。ところが、実際にはこうした行動をとっていない方々は多いようです。ある不動産業界の人は、「不動産についてはちょっと高くても、思い切って購入する人が多い」と言っていました。高額品を買う際、心理的に「買うモード」になっているのが背景にあるのかもしれません。しかし、こうした高額品こそ値切り倒した方が良いと僕は思います。

子供のころに「1円を嗤う者は1円に泣く」と親から聞かされました。これは、小さなお金でも粗末に扱ってはいけない、大切にしなければならないという尊い教えだと思います。それはそれで大事なことですが、時間のコストや労働機会の逸失を無視して、安いスーパーを奔走しているのは徒労ではないかという気がします。値切るのは高額品の方が効率が良いというのは鉄則のような気がします。これは起業家でも、セミリタイアの方でも、一般の家庭の方でも同じではないかと思っています。

参考記事:「1億円作るには高リスクを取れ」は大ウソと思うワケ – セミリタイア起業日誌 (semiretirekigyo.com)